第3回戦

第3回戦 - 人間バカラ

#UMG #個人戦 #投票系 #行動系

難易度 #

運 :★★☆☆☆
信頼:★★★★☆
話術:★★★★☆
頭脳:★★★☆☆
行動:★★★★☆

ルール #

プレイヤーはバカラで戦い、チップを集めていく。ただし、このバカラはUGOMER GAME用に作り変えられたものであるため、ルールは大きく異なっている。

参加者から「プレイヤー」と「バンカー」を1人ずつ選出する。第1ラウンドのプレイヤーとバンカーは模擬ゲームの結果によって決定される。

1ターンは第1フェーズと第2フェーズからなり、以下のような流れとなっている。

第1フェーズ #

手札構築 #

参加者は場代としてチップを2枚支払う。場代を拒否することはできない。

プレイヤーとバンカーは手札となるカードを2枚選ぶ。手札はランダムではなく、任意のカードの組を選ぶことができる。

カードはトランプを用い、スートは考慮しない。10と絵札は0としてカウントする。

予想 #

参加者はベットを行う。ベット時、以下の行動のいずれかを選択する。

  • プレイヤーへベット
  • バンカーへベット
  • タイへベット
  • 予想から降りる

チップは一度に最大20枚までベットできる。

予想から降りた参加者は、場代をプレイヤーとバンカーに没収される。没収されたチップはプレイヤーとバンカーで山分けする。

第2フェーズ #

手札追加 #

プレイヤーとバンカーは1枚手札を追加できる。追加しなくても良い。

ベット対象の変更 #

参加者はベット対象を偏光できる。ただし、変更するためには賭けているチップと同額をさらにベットする必要がある。チップが足りない場合はベット対象を変更できない。


第2フェーズ終了後、カードがオープンされる。
カードの合計の下一桁を比較し、9に近い方が勝利となる。一致した場合はタイとなる。

勝利側にベットしていた参加者はベットしていたチップと場代が返却され、さらに勝利側の持つチップから同額のチップを徴収できる。
敗北側にベットしていた参加者はベットしていたチップと場代が敗北側に全額没取される。
結果がタイの場合、ベットしていた額の5倍のチップをプレイヤーおよびバンカーから半分ずつ徴収できる。

タイが起きたとき、タイ以外にベットしていた参加者はチップをすべてプレイヤーとバンカーに没収される。


第1ラウンドは4ターンで構成される。
第1ラウンド終了後、プレイヤーとバンカーは次のプレイヤーとバンカーをそれぞれ指名し、第2ラウンドを実施する。

なお、ゲームの途中で持ちチップが1枚以下になった参加者はその時点で敗退となる。ただし、プレイヤーおよびバンカーが持ちチップをすべて失っても敗退とはならないが、任期を終えた時点でチップが1枚以下であればその時点で敗退となる。

制限時間・参加者変動 #

制限時間 :384時間 ((第1フェーズ24時間 + 第2フェーズ24時間) × 4ターン × 2ラウンド)
参加者  :11名
参加者変動:11 → ?

勝利条件 #

ゲーム終了時にチップを150枚以上持っていたプレイヤーの勝利。

最終結果 #

模擬ゲーム #

いなさかおよびクロスが勝利し、いなさかがプレイヤー、クロスがバンカーとなった。

本戦 #

りゅーく、リョウ、けんや、TOLLOW、真紅、ふぇりおん、円

以上7名の勝利。

また、自己都合によりいなさかが途中棄権となった。

解説 #

運営によるゲームの想定解法・解説が公開された。元々のページは こちら

チーム戦? #

このゲームはチーム戦です。

「参加者 vs プレイヤー/バンカー同士の争いでしょ?」

いいえ、違います。「(参加者数名 + プレイヤー/バンカー) vs 残りの参加者」です。

プレイヤーとバンカーは本当に有利か #

その前に、プレイヤー/バンカー vs 参加者でどちらが有利かをご説明します。

ルール説明では「プレイヤーとバンカーのほうが有利」とご説明いたしました。

本当でしょうか?

直感的には不利に見えますが、実はルールの妙により、プレイヤーとバンカーが有利なように設計されています。

以下が有利である理由となります。

  • プレイヤーとバンカーは、ベット状況を見て自分の手札を変更することができる。

つまり、ベットされていない側が勝つように、手札を構築しなおせば良いです。

参加者側のベット先変更が考えられますが、チップを倍賭けする必要があるため、参加者側は積極的な行動を取らないと考えられます。

よって、プレイヤーとバンカーが有利です。

ひとりでは勝てない #

参加者目線で見ると、このゲームは理論上1人で勝つことはできません。(ただし、これは他のプレイヤーが何らかの最善手を尽くしていた場合という前提です。)

これは、全員がランダムに手を打った場合の期待値を計算するとわかります。

よって、何らかの策を講じる必要があります。

参加者という「銀行」の存在 #

結論から申し上げます。**本ゲームの最適解は「プレイヤー + バンカー + 参加者数名でチームを組む」です。**不利な参加者は、有利な側を味方につけましょう。

そして、以下のような行動を行うことで、チーム全体のチップの支出を0にすることが可能です。

  • 第1フェーズのベット時に、プレイヤーとバンカーの持ちチップを全額、味方の参加者に送金する

なぜなら、持ちチップが0枚のプレイヤー/バンカーは支払いをする義務がありません。そのため、仮にタイにベットされ、結果がタイだったとしても、参加者には一銭の支払い義務もありません。代わりに、予想を外したプレイヤーからチップを回収できます。

以降、ベットを迎えるたびにプレイヤーとバンカーは参加者にチップをすべて送金します。これで、損失を出すことなくチップを回収できます。

ただし、4回目のベット時にはご注意ください。このとき、プレイヤーとバンカーにチップを戻す必要があります。なぜなら、チップの移動はベット完了後に行われるためです。

このとき、他の参加者をうまく誘導する必要があります。方法はいくつか考えられます。

  • チームメンバーの参加者は「プレイヤー/バンカーと組んでいるが、裏切って大量のチップを巻き上げる」などと、他参加者に伝える。つまり、他参加者の投票をコントロールする
  • 参加者同士でチームを作っておく。上記と同様に他参加者の投票をコントロールする

最後のベットだけ交渉が必要ですが、問題ありません。最後まで無策のプレイヤーは、策を持ちかけてきたプレイヤーに従います。この傾向は第2回戦でも見られました。
また、このゲームはプレイヤー/バンカーの交代が必要となりますが、自分を含むチームメンバーの誰かを指名することで、第2ラウンドも同様にチップを巻き上げることが可能です。

第2ラウンドの最後のベット時に、チーム内で儲けを分配すれば、チーム全員の勝ち上がりが期待できます。

なお、組んだはずの参加者がチップを返金しないという裏切り行為にご注意ください。

お飾りの「バカラ」 #

このように、参加者を銀行のように活用することで、チーム内での持ちチップを増やし続けることができます。

「バカラ」などというゲームを行う必要はありません。バカラはただの飾りであり、このゲームの本質は「いかに信頼できるメンバーと協力関係を結び、無策な参加者から搾取するか」です。

まさに支配力と頭脳を試すゲームと言えます。